市場レポート

呉服市場に関する調査を実施(2017年) 日本

2017年9月14日(木)10:00

(呉服市場)

-フォーマル品の需要減により、市場はマイナス成長-

【調査要綱】
矢野経済研究所では、次の調査要綱にて国内呉服市場の調査を実施した。
  1. 調査期間:2016年12月~2017年2月
  2. 調査対象:呉服関連メーカー、呉服関連卸売業、呉服関連小売業等
  3. 調査方法:当社専門研究員による直接面談、郵送アンケート、及び文献調査併用
< 呉服市場とは >
 本調査における呉服市場には、正絹のきもの、紬類のきもの、帯類、リサイクルきものの他、和装小物、ゆかた、合繊素材のきもの等を含む。市場規模は小売金額にて算出し、レンタルきものは含まない。

【調査結果サマリー】
◆ 2016年の呉服小売市場規模は前年比99.3%の2,785億円
 2016年の呉服小売市場規模は、前年比99.3%の2,785億円であった。2016年は小売店各社による新業態開発が積極的に行われたが、フォーマル着物の売上が伸び悩み、市場はマイナス成長となった。

◆ 通信販売、リサイクル販売、催事・訪問販売が好調
 呉服小売市場をチャネル別に見ると、2016年は通信販売、リサイクル販売は好調、催事・訪問販売は前年並みであった一方、これ以外のチャネルは不調であった。通信販売チャネルは、和装小物、浴衣(ゆかた)といった呉服関連商品や、低価格帯の着物販売が好調となり、拡大基調である。

◆ 訪日外国人観光客によるきものレンタル需要が拡大
 本調査における市場規模には含まないが、近年の訪日外国人客数の増加を背景に、観光用きものレンタルの需要が伸張している。2016年頃からは外国人観光客の訪日目的が「消費」から「体験」に移行し、華道、茶道、陶芸といった伝統文化体験が人気を博していることから、今後も観光用きものレンタル需要の拡大が見込まれるものと考える。
 
図1. 呉服小売市場規模推移
(億円)
図1. 呉服小売市場規模推移
矢野経済研究所推計
注1:注1. 小売金額ベース
注2:注2. 正絹のきもの、紬類のきもの、帯類、リサイクルきものの他、和装小物、ゆかた、合繊素材のきもの等を含む。なおレンタルきものは含まない。

出所:株式会社矢野経済研究所

 
図2. 2016年販売チャネル別呉服小売市場構成比
図2. 2016年販売チャネル別呉服小売市場構成比
2016年呉服小売市場規模(合計)
2,785億円
矢野経済研究所推計
注3. 小売金額ベース
注4. その他は、着付け教室における呉服販売、及び量販店や総合衣料店、卸・メーカー直販などを含む
注5. 過去に遡って販売チャネルごとに市場規模の見直しを行ったため、過去の公表値(構成比)とは一部異なる。

出所:株式会社矢野経済研究所


出所:株式会社矢野経済研究所「呉服市場に関する調査を実施(2017年)」
URL: https://www.yano.co.jp/press/press.php/001665

本件に関するお問合せ先 (http://www.yano.co.jp/
株式会社矢野経済研究所 広報チーム TEL:03-5371-6912 E-mail:press@yano.co.jp
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