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メキシコの電力事情 メキシコ

2018年4月20日(金)10:00

(Mexico/メキシコ)

長年にわたり、電力は世界中で極めて重要な役割を果たしてきました。電力は、産業や交通を支え、家、学校、道路を照らすエネルギーの源であり、また家庭内電化製品を動かすための動力源でもあるからです。

電力は、その原料により異なる種類の発電所でつくられています。世界での主な原料は化石燃料で、電力生産量全体の67.49%を占めています。2番目は再生可能エネルギーで17.69%のシェアを占め、原子力13.48%、バイオマス1.34%と続いています。

メキシコの発電量は、世界全体の発電量の1.14%を占め、世界で14番目に位置しています。メキシコでの電力生産は19世紀末に始まり、大半は火力発電によりつくられていました。現在、メキシコ電力セクターは、様々な仕様別設備に分かれた197の発電所からなり、電力供給源の多様化が進んでいます。発電所の多くは、再生可能エネルギー以外による発電です。あらゆる産業の電力需要を十分満たすのは容易ではありませんが、メキシコは今後再生可能エネルギーの拡大を目指しています。

メキシコ電源構成
出典:メキシコ同窓会

連邦電力委員会(Federal Electricity Commission)は、メキシコの社会経済開発に貢献することを目的とした国営企業です。2009年現在、国営発電所の管理運営を引き継ぎ、発電、変電、送電、売電分野で10万人以上の雇用と3490万件以上の顧客を有しています。さらに、毎年100万件以上の新規顧客が増えています。また、天災による電力インフラの故障や家庭・企業における停電などの緊急事態にも対応しています。

メキシコ国内でつくられた電力は、国内人口の97.60%に供給されており、75万2千キロメーター以上の送電線を通じて届けられます。電力は、約19万ヶ所の設備に向けて供給されます(地方:190,732ヶ所、都市:3,667ヶ所)。過去10年間には、4万2千もの太陽光発電機器が、大都市から遠く離れた小さなコミュニティに導入されました。こうした技術がさらに応用され、地方の無電化地域にも広がっていくことでしょう。

世界では、これまで化石燃料、特に最も安価な原料である石炭による発電がなされてきました。再生可能エネルギーがより効率的になってきており、地球上の電力の持続可能性のために、今後、再生可能エネルギーが化石燃料に取って代わることでしょう。
 
メキシコ電力1
メキシコ電力2
AOTSメキシコシティ同窓会報告
写真提供: Nayeli Jiménez Jiménez & Ricardo López CastilloメキシコCFE (Federal Electricity Commission)のエンジニア)

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