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インド ― 台頭する宇宙大国 インド

2017年3月23日(木)17:10

近年、インドは宇宙大国として台頭しはじめ世界中の人々を驚かせていますが、その存在感の高まりは時に揶揄されてしまうこともあります。例えば有名な英語雑誌において、インドの宇宙開発を戯画化したイラストが掲載されたことがありました。そこでは、伝統的な衣装を着て牛を連れたインド人の農夫が、スーツを着た身なりのよい紳士が集う「エリート・スペース・クラブ」という名のクラブを訪れ、ドアをノックしているという様子が描かれ、インドの宇宙開発への努力が滑稽なものとして描写されました。
 
インドは現段階では宇宙開発競争の主要なプレーヤーとはいえないかもしれませんが、核関連技術やミサイル技術、また人工通信衛星の分野においては、主要なプレーヤーと比肩する高い技術力を誇っています。多くの宇宙大国が火星探査機の打ち上げに失敗した経験を持つ中、2013年、インド宇宙研究機関(ISRO: Indian Space Research Organization)は初回の打ち上げを成功させるという快挙を成し遂げました。
 
2017年2月、「エアロ・インディア2017」が南インド・バンガロール郊外で開催されました。このアジアで最大級の航空および宇宙産業の展示会には、アメリカ、ヨーロッパ諸国、イスラエル、フランス、カナダ等から多くの公的機関や民間企業が参加しました。参加機関・企業には、BAEシステムズ、ボーイング、ダッソー、GE・アビエーション、ロールスロイス、ロシアの統一航空機製造会社(United Aircraft Corporation)等、多くの有名な国際的企業が名を連ねています。
 
同じく2017年2月15日、インドは1機のロケットで104基の人工衛星を同時に打ち上げることに成功し、37基を同時に打ち上げた2014年のロシアの記録を更新しました。ISROは試験を経た有用な極軌道打ち上げロケットを採用することにより、前回打ち上げ時の20基を大幅に上回る記録を実現したのです。
 
インドは今、宇宙開発、とりわけ人工衛星の分野において、その中心として発展しつつあります。

 
台頭する宇宙大国


HIDA・AOTSチェンナイ同窓会報告
  

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