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日本での生活 -- 日本での生活は私の人生の中で一番の経験です -- 日本

2017年2月27日(月)13:33

(Japan/日本)

サイード・ムタヤブ・マスード

HIDAは2017年1月11日から2月15日までの期間、法政大学専門職大学院イノベーション・マネジメント研究科修士課程1年在籍中のパキスタン人留学生サイード・ムタヤブ・マスード氏をインターンとして受け入れました。

この度マスード氏に、日本での留学生活やHIDAでのインターンシップ経験内容や感想を語ってもらいました。





日本での研究生活
私はサイード・ムタヤブ・マスード、25歳です。現在、法政大学専門職大学院イノベーション・マネジメント研究科修士課程1年に在籍しています。趣味はサッカー、クリケット、そして水泳です。日本に来てから野球とフットサルも始めました。知らない人と会うことや異文化を学ぶことが好きです。今日は日本での私の経験と研究生活、そしてこの課程を選んだ理由をお話しします。
 
私の故郷パキスタンでは、ほとんどの学生が、高等教育を受ける国として日本よりオーストラリア、アメリカ、カナダ、ヨーロッパを選びます。しかし私の場合、修士号取得のためにヨーロッパ、日本、モーリシャスのいずれにも行ける可能性があったので、ヨーロッパの大学に志願し、同時に日本の大学も出願しました。長い準備過程をたどり、ヨーロッパと日本の大学に対し書類を提出した後、両方から合格通知書を受け取りました。ヨーロッパに行くか日本に行くか、選択の時がやって来たのです。この選択が私の人生に大きな役割を果たすことは分かっていました。
 
何度も進学先について議論しましたが、誰もが日本よりヨーロッパの大学へ行くように勧めました。しかし最後の決断をする前に双方の修士課程の講義概要を調べたところ、日本の修士課程の方が興味深く、実用的な学問を扱っていました。また、私にはその時すでに日本に友人が数人おり、ビジネスチャンスや就職状況が良いことについて教えてくれました。しかし、日本の大学を選んだ場合の唯一の問題は大きな言葉の壁でした。
 
それでも私は日本の大学へ進学することを決断し、授業が始まる10日前に日本にやって来ました。日本に来てから最初の1週間、様々なルールを守る難しさはもちろん、私の信仰するイスラム教に基づいて食べられるものを探す難しさをはじめ、お祈りの場所がないなど多くの問題に直面しました。とても動揺して本当に故郷に帰りたいと思い、すべてに関して言い訳を探していました。
 
最初の1週間が過ぎ、法政大学の授業が始まりました。職員、教授、クラスの学生はとても協力的で、状況は落ち着き始めました。教授の1人はハラール食品を購入できるお店探しを手伝ってくれました。また、大学職員は私が日中にお祈りができる部屋を用意してくれましたし、また銀行での手続きやその他のことの手助けもしてくれました。
 
私が日本の修士課程を選択した主な理由は以下の通りです。

 

 

  1. 日本の経営システムと、日本が過去の悲劇的な戦争の惨禍を乗り越えて世界の経済大国の1つになった方法を学ぶため
  2. 日本人が他国の宗教や文化をどうやって尊重するのかを学ぶため
  3. 将来日本でビジネスをするため
  4. 目標の1つである博士号の取得を、将来日本の大学で行うことを考えているため

 
もちろん、修士課程に進むにあたり日本の大学を選択した理由は他にもたくさんあります。
 
私の考えでは、東京では伝統的な建築と近代的な建築が組み合わさっています。伝統的な建築には木材が使われており、例えばお寺がそうです。一方、近代建築は東京タワーのような建物にみることができます。また、この街の最も重要なことの1つは、とても安全で昼夜いつでも外出できるということです。
 
これまで大きなカルチャーショックも経験しました。その1つとして、例えば、駅がどんなに混んでいても、人々はとても落ち着いていて電車の乗り降りに耐えています。人々が電車の中で携帯電話の使用を控えており、そこには、誰にも迷惑をかけないという努力が現れていることにも気づきました。ラッシュアワー中とても騒々しい私の国とは全く違います。
 
この国での経験は今までの人生で最高の経験です。多くの新しいことを学びましたし、もっと学びたいと思います。私の在籍する修士課程では5か月の授業の後、地方自治体での5週間の研修期間もあるので、学生は日本の職場環境を経験することができ、もっと日本の文化を知ることができます。
 

HIDA(一般財団法人海外産業人材育成協会)でのインターンシップ経験
 
2017年1月11日に私はHIDAでインターンシップを始めました。インターンシップ初日には言葉の壁だけでなく、HIDAでの仕事のやり方も分からないまま、私の仕事は何なのか、どの程度難しいのか、と途方にくれました。しかし働き始めると、すっかりうれしい驚きを味わいました。この研修で私は次のような仕事をはじめ、たくさんの経験をしました。

 

  1. 面接の実施
  2. マーケティング
  3. トレーニングのため他の街を訪問
  4. 報告書の作成とHIDAが研修生に提供する研修計画の分析
 
仕事以外に、HIDAで新しい友達ができました。日本の企業経営の手法や、将来の日本でのビジネスキャリアにとても役立つマナーを学んでいます。
 
研究と仕事経験の全てがすばらしく、残りの修士課程の間も日本での時間を楽しみたいです。私の考えでは、誰もが最初は問題に直面しますが、それはその人自身や困難な時に支えてくれる家族によると思います。私の両親はいつも私に寄り添い、人生におけるすべての大きな決断の時に私を支えてくれました。この支えを永遠に感謝します。

 
HIDA(一般財団法人海外産業人材育成協会)でのインターンシップ経験
  

  

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