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変化する家電小売業界 ベトナム

2017年12月1日(金)10:00

(Vietnam/ベトナム)

ベトナムでは、ここ数年間、家電小売業のシェアと拡大の動向が大きく変化しています。近年、家電量販店ではNguyen Kim、Dien May Xanh、Cho Lonが業界3大トップ企業としてシェアを占めており、その割合はそれぞれ概ね12%、8%、7.5%です(2016年GfKベトナム報告「小売・テクノロジー業」による)。これらの割合は、2017年にはさらに増加すると予想されています。
 
一方、事業拡大の動向については、ほぼ全ての家電量販店が店の面積を1,000㎡に拡張する一方で、Dien May Xanhは、100~800㎡の小型店舗を増やしました。これにより、Dien May Xanh家電スーパーマーケットの数は、ベトナム全国に大幅に広がり当初の3倍である535店舗に増加しました。他の家電量販店もこの結果には大きな影響を受け、1,000㎡未満の店舗の数を増やして競合する企業もあれば、他の抜け道を探そうと事業拡大策を模索する企業もあります。
 
g6tipthjhgo47yf9nhzs-6eb3770c.jpgまた、海外投資家による家電小売業界への投資も著しく増加しています。この投資が明らかに競争力向上につながった企業もあります。有名な例としては、家電販売のPower BuyがNguyen Kim家電スーパーに投資し、Nguyen Kim Trading Joint Stock Company の株式49%を取得しました。これにより、Nguyen Kimはベトナム国内の大手スーパーBig Cと独占契約を結び、業界トップになりました。
 
さらに、Dien May Xanhのオーナー企業であるMobile World Investment Corporationは、ベトナムで上位5位に入る家電量販店のTran Anh Electronicsスーパーを買収する手続きに入っていると発表しました。すでにTran Anh Digital World Joint Stock Companyもこの契約に署名しています。この買収を行うことでMobile World Investment Corporationは、ベトナム北部への進出を目指しています。
 
既存の家電小売企業による膨大な投資や事業拡大が続いているため、一般的には、同業界への新規参入は困難であると思われています。しかしながら、特定の範囲内で変革を起こせば、将来、ベトナム国民の心を掴むことが出来るかもしれません。
 
AOTSベトナム同窓会報告

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