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メキシコに伝わる粘土工芸 メキシコ

2017年3月2日(木)13:05

歴史上で最も古い人類の営みのひとつは焼き物であり、世界中の多くの文化にとって焼き物はそのルーツの一部、また自己表現の方法でもあります。メキシコにおける粘土工芸の歴史はコロンブス以前にさかのぼり、この自然の恵みを用いた営みは現在でもメキシコで受け継がれ、この国のアイデンティティを示すと同時に日々の生活の一部となっています。
 
焼き物の原料となる粘土には天然成分・化学成分が含まれ、柔軟性に富み、陶芸家が美術品へと仕上げるために成形しやすいという特徴があります。
 
メキシコの粘土工芸の起源は地方にあり、世代を超えて受け継がれてきたこの芸術は、この国の文化の多様性と豊かな創造性、歴史や特色を反映しています。
 
メキシコには現在でも、儀式のために作られる焼き物を、伝統的な形で、もしくは現代風に作成し続けているコミュニティーが多数存在します。焼き物を作りあげる職人たちは特殊な手工芸技術を身に付けていますが、その中でも特に際立った技術として「ブラック・マッド(Black Mud、黒い泥)」と「フラッグ・マッド(Flag Mud、旗の泥)」が挙げられます。
 
「ブラック・マッド」はメキシコのオアハカ州に伝わる粘土工芸技術であり、その呼び名の「ブラック」は、粘土が窯での焼成を経て黒い色になることに由来します。一方「フラッグ・マッド」は粘土を緑、白、赤の3色に染めて焼き物を作る技術です。これら3色がメキシコ国旗の色と同じであることからこの技術は「フラッグ・マッド」と呼ばれており、メキシコの装飾芸術の代表の一つたる由縁です。
 
こうした粘土工芸は、地方に住む職人たちにさまざまな収入源と仕事をもたらしています。また、粘土工芸がメキシコの伝統を形作り、その独自性を際立たせるものであることから、粘土工芸はメキシコを代表する工芸といえるでしょう。
 
メキシコに伝わる粘土工芸メキシコに伝わる粘土工芸


HIDA・AOTSメキシコシティ同窓会報告  


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